458-0830  愛知県名古屋市緑区姥子山1−608        院長  広瀬 聡
食中毒に注意を
   感染性胃腸炎の流行に伴うノロウイルスの予防対策について

食中毒と聞くと、夏の暑い時を思い浮かべる方も多いかと思いますが、ウイルスによる食中毒は冬にも多発しているんです。特にこの時期からは要注意なのです
データを見ると、ノロウイルスによる食中毒患者数は年間1位で全体の48%を占めています。
発生時期の件数は11月〜2月で70%、食中毒1件あたりの患者数は平均39人とその他の平均15人を大きく上回っています。
ノロウイルスの潜伏期間には、個人差、年齢、体調などにもよりますので一概にいえませんが、一般的には1〜2日といわれていて、24時間くらいで「ノロウイルスかな?」と思われる症状として激しい腹痛や下痢、吐き気、悪寒などがでてくることが多いようです。

予防のポイントは
1.調理する人の健康管理
  普段から健康状態に注意し、家族への感染を防ぐ。症状があるときは食品を直接取り扱う作業は避ける。
2.手洗い
  調理前には指先、指の間など汚れの残りやすいところを丁寧に洗う。
  料理の盛り付け前の手洗い。
3.調理器具の消毒
 熱に弱いウイルスなので、ご家庭では熱湯消毒。85度以上1分以上の加熱を行なう。

食品では二枚貝といわれる牡蠣などの貝を食べる場合には注意が必要です。
牡蠣料理で酢牡蠣(すがき)がありますが、お酢を使っているので殺菌作用があるように思われがちですが、ノロウイルスの感染を考えると「生」ですから極力避けたほうがよいです。
また、60℃10分程度の加熱調理(湯通しなど)では不十分なので、85℃以上1分以上の加熱が有効です。牡蠣フライなども中まで火が通りにくいので、注意が必要です。
しかし、牡蠣を食べた人すべてが感染するのではなく、牡蠣の調理法、食べ方に注意すればおいしく食べることができます。正しい知識を持つことが予防の1つです。

管理栄養士より