458-0830  愛知県名古屋市緑区姥子山1−608        院長  広瀬 聡
トランス脂肪酸
 先日、アメリカの米食品医薬品局(FDA)は、摂取し過ぎると心筋梗塞などの発症リスクが高まるとされるトランス脂肪酸について、「安全とは認められない」として、食品に用いることを原則禁止する規制案を提示しました。

 

トランス脂肪酸とは、トランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん)、トランス酸(トランスさん)とも。

トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生するため、それを原料とするマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれます。一定量(実際にはトランス脂肪酸の摂取量は、最大でも1日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満にするように)を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、心臓疾患のリスクを高めるといわれおり、2003年以降はトランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えてきてます。

実際に、アメリカと日本では平均でどのくらい摂取しているか調査したところ、アメリカで2.6%、日本では0.7%だったと。しかし、日本では30〜49歳女性に摂取量が高い、女性が好む食パンや菓子パン、ケーキ、クッキー、アイスクリーム、チョコレート、ドーナツといった食べ物には、トランス脂肪酸が多く含まれています。意外に知られていないのですが、トランス脂肪酸はマーガリンだけではなく、パンの材料でもあるショートニングやファットスプレッドにも入っているので、パン類やクッキー類などの猜瓦發劉瓩砲眤燭含まれています。これらをよく口にする人は注意したほうが良さそうですね。

例えば、1日に1500kcalのエネルギー摂取基準なら、1500kcal×1%÷9kcal(脂肪1gのカロリー)で1.7gまでとなります。

普段から間食もせず、バランスの良い食生活をされている方には、そこまで神経質になる必要もありませんが、こういった食品をよく摂っているいる方は少し気を付けたほうがいいですね。
管理栄養士より